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フリウリについて

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州はイタリアの最北東部に位置し、スロヴェニア、オーストリアに隣接、国境があります。州はゴリツィア県、ウーディネ県、トリエステ県、ポルデノーネ県の4県で構成されており、州都はアドリア海沿岸の町であるトリエステ。
特にトリエステの位置する地域は、第一次世界大戦時までオーストリア・ハンガリー帝国の統治下であったことから、文化、食文化、建築、言語などの他地に比した独自性は瞭然です。

また、同州全体でみても同様に、過去の歴史や各地域のそれぞれの経緯、そしてそれら各地域の位置関係から、隣国の文化や風習の影響を非常に強く受けている地域もあります。同州内がフリウーリ地方とヴェネツィア・ジュリア地方とに大別されているなど、国境を有する州だからこその個性があります。

ここでは、以下の5つのゾーンにわけてみました。

アクイレイアとパルマノーヴァ
アクイレイアは、古くから商業・交易的、そして軍事的に重要な拠点として、また美しく見事なモザイクをもつ大聖堂は東方ヨーロッパの布教の拠点として、位置づけられていました。その北15kmにある「星形の街」パルマノーヴァとの2つの都市は、ユネスコの世界遺産に指定されています。詳しく読む→
サンダニエーレ
DOPに認定されているプロシュット・クルード(生ハム)の産地。この地の地形や気候がプロシュットを製造するのに欠かせない要素となっています。詳しく読む→
チヴィダーレ・デル・フリウリ
町の起源は非常に古く、ローマ時代はジュ―リオ・チェーザレが総督として広場フォーラムを築いた所以でForum luliiと呼ばれていました。それがこの州を指すフリウリFriuliにもなっています。見どころも食の文化も豊かです。詳しく読む→
カルニア地方とサウリス
カルニア地方は、オーストリアとスロヴェニアの国境地域に位置し、素晴らしい雄大な自然を間近に感じることができます。一方サウリスは、独特の街の由来をもつ、興味深い街です。この地で生産されるプロシュット(生ハム)も町の名前を有名にしている1つでもあります。詳しく読む→
トリエステ
貿易港都市として隆盛したトリエステ。その経緯には、近代に影響を非常に強く受けたオーストリアのハプスブルグ家による統治が深く関わっています。「カフェの街 (La Città del Caffè/ラ・チッタ・デル・カフェ)」としても知られています。詳しく読む→